PBW(プレイ・バイ・ウェブ)『シルバーレイン』のキャラクターブログです。
わからない人にはわからないかも…。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
どうも、朔望です。
今回は、今更ながら公開させていただいた恭一の偽シナについて、簡単なあとがきを、などと。
今回は、今更ながら公開させていただいた恭一の偽シナについて、簡単なあとがきを、などと。
「彼ノ者ハ探シ求ムル」について
メインタイトルに合わせる形でサブタイトル、でした。ちなみに、メインタイトルの意味は「彼の探し物」ということでですね、恭一が、過去になくしてしまった大切なもの。それらを、この作品内で再び拾い集めていけたら、と願いつつつけたタイトルであります。
OPでは、某鬼の方には随分とご迷惑をかけたなーと思いつつ、公開させていただきました。
因縁のリリスによって、記憶を改ざんされ、銀誓館の仲間が自身の幼馴染を殺したと思いこまされた恭一。もちろん、その心のどこかでは葛藤もありました。
「できれば討ちたくなどない」といったあのセリフは、ホントに最後の良心のつもりでした。今まで共に過ごしてきた時間や思い出が全て作りものだったんだ、という絶望の一方で、それでもまだ皆を信じていたい、そういった思いの中、絞り出した声は復讐心に後押しされて、皆様に牙向けることとなってしまったわけですが……。
最後の最後、本当に信じたいと思う心が、稟ちゃんや参加者の皆さまによって救い出され、恭一はリリスの呪縛から見事逃れることができました。感謝してもし足りませんね。
各サブタイトルについて
『-彼ノ者ハ探シ求ムル-』について言えば、サブタイトルは結構な悩みものでした。
しかしながらそれだけ、シナリオに直結した意味合いを持ってます。
「Ran and ran」は文字通り「ひた走る」綾乃や、皆様の姿・焦燥のイメージを。
「Masquerade」は、二つの面の衝突。鬼面と仮面、二つの信念のぶつかり合い、そして皆さまと対峙した時の、恭一の心境を。
「Can you take it all away?」は「全て拭い去ってくれ」という意味合い。
恭一を駆り立てる全ての嘘を、復讐心にとらわれた自分の心を、どうか拭い去ってくれ、という、仮面が剥がれかけて漏れ出し始めた恭一の心境を。
「For his seeking」は前述の通り探し物。ようやく見つけた、かけがえのない様々なものを……という意味を込めていました。
ちなみに、「Can you take it~」というのは、私が好きな洋楽の曲の一節だったりします。
『Memories Off』について
そしてその続編にあたるこのシナリオへ行きます。
このシナリオのサブテーマは『記憶』、タイトルや本文からも分かるように、過去や現在、未来といった、時の流れ、人の移ろいを主眼に書きました。決して某ゲームのタイトルからいただいてきたなんてそんな事は……てへぺろ。
この話に関しては、OP書きに一番苦労しました。多分偽シナ中で一番苦労した点。
なにが苦労したって、時系列の整理が一番の点。無駄に時系列を設定した分、また、ここまでに様々な変化があった分、どう対応しようかと頭を悩ませた結果、運命予報士さんに登場して頂きました。
戦闘結果については、ある程度は判定通りです。綾乃に関しては、前回の偽シナリオ(『渡会の鎖』)のオマージュ表現もややあったりなかったり。
この作品に関して、頭を悩ませた点はもう一つ。それは、恭一を此処まで突き動かした女性、マヤ(伊藤・真彩)の処遇です。
彼女、計画当初は喪失せし影と共に、リリス側の最後の切り札として、恭一へ精神攻撃を仕掛けさせようかと考えてました。あるいは、味方が輪に突如登場し、リリスの消滅と主に消える、という案もありました。
しかしながら結論として、「リリスに作りだすことはできなかった」という所に帰結しました。というのも、現世への復活は、すでに2度、これ以上はここに戻してはいけないんじゃないだろうかという葛藤が、私の中でありました。なにより、サキュバスとは言え、仮初の命を持つ者、さすがに、そこまで重畳的な力を持たせていいものかというメタな話もあります。
ともあれ、作中でラックくんが言っていた理由で、『登場させない』というのが私の答えでした。死者は冥界へ、安らかに眠れますように、と。
そうして、最後のお墓参り。
最後の恭一の言葉は数学用語です。意味的には、作中の通り。恭一の人生=証明として、ようやく、命題(リリスを倒すという事)が果たされた、という訳です。
ともあれ、その時の墓参りの様子は、しっかりとピンにさせていただいたりもして。
この世界が終わる前に、彼の物語に一つの終止符を打つことができて、本当に良かったと思っています。
勿論、新たな幸福を手にした彼の人生は、まだまだこれから。
遠くオーストリアで、新たな人生に向けて歩み始めたばかりですが、これからも末長くお付き合い頂けると幸いです。
長くなりましたが、最後に一つ。
これからも、朔望と恭一、綾乃を、末長くよろしくお願いします。
十月六日 朔望
メインタイトルに合わせる形でサブタイトル、でした。ちなみに、メインタイトルの意味は「彼の探し物」ということでですね、恭一が、過去になくしてしまった大切なもの。それらを、この作品内で再び拾い集めていけたら、と願いつつつけたタイトルであります。
OPでは、某鬼の方には随分とご迷惑をかけたなーと思いつつ、公開させていただきました。
因縁のリリスによって、記憶を改ざんされ、銀誓館の仲間が自身の幼馴染を殺したと思いこまされた恭一。もちろん、その心のどこかでは葛藤もありました。
「できれば討ちたくなどない」といったあのセリフは、ホントに最後の良心のつもりでした。今まで共に過ごしてきた時間や思い出が全て作りものだったんだ、という絶望の一方で、それでもまだ皆を信じていたい、そういった思いの中、絞り出した声は復讐心に後押しされて、皆様に牙向けることとなってしまったわけですが……。
最後の最後、本当に信じたいと思う心が、稟ちゃんや参加者の皆さまによって救い出され、恭一はリリスの呪縛から見事逃れることができました。感謝してもし足りませんね。
各サブタイトルについて
『-彼ノ者ハ探シ求ムル-』について言えば、サブタイトルは結構な悩みものでした。
しかしながらそれだけ、シナリオに直結した意味合いを持ってます。
「Ran and ran」は文字通り「ひた走る」綾乃や、皆様の姿・焦燥のイメージを。
「Masquerade」は、二つの面の衝突。鬼面と仮面、二つの信念のぶつかり合い、そして皆さまと対峙した時の、恭一の心境を。
「Can you take it all away?」は「全て拭い去ってくれ」という意味合い。
恭一を駆り立てる全ての嘘を、復讐心にとらわれた自分の心を、どうか拭い去ってくれ、という、仮面が剥がれかけて漏れ出し始めた恭一の心境を。
「For his seeking」は前述の通り探し物。ようやく見つけた、かけがえのない様々なものを……という意味を込めていました。
ちなみに、「Can you take it~」というのは、私が好きな洋楽の曲の一節だったりします。
『Memories Off』について
そしてその続編にあたるこのシナリオへ行きます。
このシナリオのサブテーマは『記憶』、タイトルや本文からも分かるように、過去や現在、未来といった、時の流れ、人の移ろいを主眼に書きました。決して某ゲームのタイトルからいただいてきたなんてそんな事は……てへぺろ。
この話に関しては、OP書きに一番苦労しました。多分偽シナ中で一番苦労した点。
なにが苦労したって、時系列の整理が一番の点。無駄に時系列を設定した分、また、ここまでに様々な変化があった分、どう対応しようかと頭を悩ませた結果、運命予報士さんに登場して頂きました。
戦闘結果については、ある程度は判定通りです。綾乃に関しては、前回の偽シナリオ(『渡会の鎖』)のオマージュ表現もややあったりなかったり。
この作品に関して、頭を悩ませた点はもう一つ。それは、恭一を此処まで突き動かした女性、マヤ(伊藤・真彩)の処遇です。
彼女、計画当初は喪失せし影と共に、リリス側の最後の切り札として、恭一へ精神攻撃を仕掛けさせようかと考えてました。あるいは、味方が輪に突如登場し、リリスの消滅と主に消える、という案もありました。
しかしながら結論として、「リリスに作りだすことはできなかった」という所に帰結しました。というのも、現世への復活は、すでに2度、これ以上はここに戻してはいけないんじゃないだろうかという葛藤が、私の中でありました。なにより、サキュバスとは言え、仮初の命を持つ者、さすがに、そこまで重畳的な力を持たせていいものかというメタな話もあります。
ともあれ、作中でラックくんが言っていた理由で、『登場させない』というのが私の答えでした。死者は冥界へ、安らかに眠れますように、と。
そうして、最後のお墓参り。
最後の恭一の言葉は数学用語です。意味的には、作中の通り。恭一の人生=証明として、ようやく、命題(リリスを倒すという事)が果たされた、という訳です。
ともあれ、その時の墓参りの様子は、しっかりとピンにさせていただいたりもして。
この世界が終わる前に、彼の物語に一つの終止符を打つことができて、本当に良かったと思っています。
勿論、新たな幸福を手にした彼の人生は、まだまだこれから。
遠くオーストリアで、新たな人生に向けて歩み始めたばかりですが、これからも末長くお付き合い頂けると幸いです。
長くなりましたが、最後に一つ。
これからも、朔望と恭一、綾乃を、末長くよろしくお願いします。
十月六日 朔望
PR
Comment