8月4日　執筆者：神谷　恭一


（※今日の日記はかなり陰鬱な内容になっています。ぶっちゃけただの愚痴です。
それがご容赦できる人のみここから先はご覧ください。　　背後より）

新しい住居は思いの外、悪くない。
どこにでもある普通のアパート。
回りの人が能力者でないのは、僕にとって僥倖なのか否か。

…………

孤独を、孤独と思わなくなってからどれだけ経っただろうか。
孤独を、もう一度感じるようになったのはいつからだろうか。
孤独を、再び恐れるようになってしまったのは……

…
……
………

どうしようもない苛立ちだけが日々募る。
言葉にできない思いが空を切る拳に集まって、口から洩れる唸りと共に

振り回し。
　　　　　　振り回し。
　　　　　　　　　　　　振り回し。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　振り回し。


無意味なのは分かっていても、そうせずにはいられなくて。


落ち着いた頃、ふと、イグニッションして、仮面を見る。
醜悪なまでに、純粋な笑顔をモチーフとしたそれは、僕からすればあまり醜い。
ここまで堕ちに堕ちた自分もまた、違う意味で醜くあるけれども。

ああ、段々自分が壊れてるのが自覚できるよ。
だけど、もうどうでもよくなってきてるんだ。

所詮、人はしがらみを捨てきれない、そういうことなんだろうね。


これだから、現実は救い難い。


何もかもが

どうでもよくなって

染まる

堕ちる

消えていく

心はただただ黒く、暗く、昏く………

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