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PBW(プレイ・バイ・ウェブ)『シルバーレイン』のキャラクターブログです。 わからない人にはわからないかも…。
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偽シナ用の綾乃小説、偽シナを前後編とする三部作の予定です。

今回はその導入編、綾乃が今一度実家に話をつけに行きます。




 私は、再び渡会の森にある実家へ来た。

 今回の目的は、決別。

 過去に別れを、今に自信を、未来に希望を手にするために――。

――私は、すべてに決着をつける。

「……して、今回は何しにきよったんね?」

 久々、というにはあまり日も空いていないけれど、再び幽玄の間で祖母――渡会 志乃と対峙する。私の言葉を聞いたらどんな顔をするか、今の私には恐怖よりも好奇心が勝っていた。

「貴女を、倒しにまいりました」

「……ほぉ?」

「私は、銀誓館で学びました。人間というものを、絆の素晴らしさを、未来を信じることを。しかし、私にはまだやらなければならないことがある」

 存外、祖母は黙って聞いていた。それが逆に威圧感を感じさせなくもないのだが。

「それは、過去と離別すること。六年前の目覚めの日、あの日止まった時計を、私は再び動かさなければならない。そのために、過去の象徴……貴女と、お母様に決闘を申し込みます」

 言い切った。全てを。と、目の前の当主はまるで私が冗談でも行ったのかという顔で笑いだした。

「ふぁっふぁっふぁ!綾乃や、絆だか何だか、銀誓館の連中に何をほだされたか知らんが、そんなものは下らん幻想ぞ。まあ、受けてやることもやぶさかじゃないんね、ただし条件がある」

 条件?瞬間、私の脳裏が嫌な予感で埋め尽くされtる。あらゆる可能性を考慮する、何が来る?

「勝負は……そうさな、『六頭』を行おう。訓練でよくさせたじゃろう?そしてもう一つ、もし、この勝負においてお前が敗北したならば、銀誓館を辞め、次期当主としての教育を再び施す。絆などと甘っちょろいこと、二度と言わせんようにしちゃるんね。この条件が飲めるかや?」

 この狸婆。心の中でひそかに毒づいた。ハナからそれが目的だったのか。でも、私は――

「その勝負、受けます。私は貴女を超え、新たな時を刻む。もう、目をそらさない!」

 負ける気などさらさらしない。だって私には皆がいる。皆となら、たとえ相手が祖母だろうと『この程度の壁』というものだ。

「威勢がよいのも今だけじゃ。楽しみにしておくわ。せいぜい、いい娯楽にもなろうて」

「……失礼します」

 屈辱に耐えながらも一言言って下がる。だが、もう後になど引けない。部屋の外、一つだけ深呼吸して空を見上げる。小鳥のさえずり、木々のざわめき。その全ては私を応援してくれていた。

「皆……ありがとう」

 あとは学園の仲間に報告して、協力を仰がなくてはいけない。

「……さ、学園に戻らなきゃ」

 今の私には、皆がいる。私の闇に光を当ててくれた皆が。






先日のベストプレイスで綾乃の闇を払ってくださった3名様へ、本当にありがとうございました。
渡会の森に戻った彼女は、当主らに縛られていた過去から自らを開放すべく最初に当主との決着を望んだようです。

皆さまのご協力を、今一度お願いします。

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