12月12日
執筆者：神谷　恭一

カースブレイドが参戦したらしい。
そういえば以前、学園祭の占いで魔剣士×真カースブレイドが僕のジョブだ…とか言われたけれど、案外、本当にそうするのも悪くないと思っている僕がいる。

呪われた剣、か。
いいじゃないか。
力には、代償もつきものというもの。
この戦争が終わったら、カースブレイドを組み込んだジョブ構成を考えてみよう。
順当に考えれば、魔弾×呪剣士か……科学人間をそのまま残して科学×呪剣士が妥当か。

戦争までに、要研究かな。
……その前に、防具の強化が先か。








さて、前置きはここまでにしよう。
ここ最近、人に諌められることは多い。
もっとも、人から見れば僕は危うく見えるのだろう。
でも、それでも。
まだまだ、僕には力がいる。
力を手に入れるためなら、悪鬼にも、羅刹にもなろう。
例え、その力が呪われていようと、忌むべきものだろうと関係ない。
僕は壊す者だから。破壊するだけで、何も護れやしないから。
護るに値するものすら僕にはないから。
だから、力が欲しい。
何にも屈しない、膝を折らない。
そんな、絶対的な至強。
そこに至るまで、がむしゃらにでも、立ち止まるわけにはいかない。
無論、そんな力は虚しいだけだと、そういう人もいるんだろう。
それでも。
虚しかろうがなんだろうが、力が無ければ何もできやしない。
綺麗事で敵は斬れやしない。




例え修羅に至る道だとしても、僕にはそれしかないのだから。

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